日本の消防士ってヒゲを生やしていませんよね?
同じ公務員でも自衛隊員だとヒゲを生やしている人たまに見かけますが、消防士はなぜヒゲを生やしていないのでしょうか。
その理由は大きく分けて2つあります。
1つ目、空気呼吸器の面体を着装するときに密着できない可能性がある。
2つ目、公務員らしくないということ
どこの消防士に聞いても同じ答えが返ってくるぐらい、この2つしか理由はありません。
最近は脱毛も安くできるので、脱毛する消防士もいますが24時間勤務する中で、ヒゲが伸びやすい人は本当に大変です。しっかりと剃って出勤しても、「ヒゲ剃ってないじゃないか!」と言われることもあります。

こら~!ヒゲ剃ってないじゃないか~!
ヒゲが薄い人は気になりませんが、すぐに生えてくるようにな人は脱毛すると本当に楽になりますよね。

消防士が脱毛するメリットは最初の2つに付け加えて
3つ目、24時間勤務だからヒゲの濃い人はなんども剃る必要がある
4つ目、感染防止のために現場でつけるマスクがボロボロになる
5つ目、ヒゲを剃っている時間がもったいない
これらの5つを詳しく解説していきます。
空気呼吸器面体の密着

消防士は火災現場において空気呼吸器を着装します。このときに面体を顔に密着させるのですが、その密着がしっかりと出来るようにヒゲを剃る必要があるということです。

ヒゲを剃っておかないと面体の密着不足で、活動中に倒れる可能性もあるよね。
総務省消防庁のホームページには、空気呼吸器操法の基準が示されており、その中にはこのように記されています。
(空気呼吸器の面体着装)
第一四条 空気呼吸器の面体を着装するには、次の号令及び要領による。
一 指揮者は、「面体着装」と号令し、呼吸器員の着装完了の合図で、着装状態を点検し、異状のないときは「よし」と合図して右手で隊員の肩をたたく。
二 呼吸器員は、前号の号令で保安帽のあごひもをゆるめて保安帽を後にずらし、左手で面体、右手で面体のバンドをもつて顔面をあごから先に面体内に入れ、面体バンドを頭部、こめかみ、あごの順にしめ、両手で吸器管を押え面体の密着度を確認して、保安帽をかぶり、携行ロープを右肩にかけて立ち上がり、右手を上げて着装完了を合図する。
消防救助操法の基準
このように日本全国の消防士は同じように面体の着装し密着する必要があります。
もしヒゲが中途半端に伸びており、そのせいで密着できずに火災現場で一酸化炭素中毒になってしまい倒れてしまっては、元も子もありません。
そのためにはヒゲを剃って勤務しなければならないということです。
公務員らしい格好とは?

消防士も市役所などの職員と同様、地方公務員となります。あなたが市役所に行った時に、金髪だったりヒゲを生やしている職員ってあまり見かけませんよね。
各市町村で規定があるわけではないのですが「公務員らしい格好をしなさい」というような前例踏襲があります。

公務員らしい格好って言われたけど、具体的じゃないからよくわかんないよ…
各市町村によって違うとは思いますが、服装は襟付きシャツ、ズボンはジーパン(×)だったりと、よくわからない説明を先輩からされますが、結局は一般市民から苦情をなるべく言われないような格好が正解ということですね。
なのでヒゲなんて、もってのほか。消防士がヒゲを生やしていただけでも、今は苦情が入る時代です。公務員である以上、仕事中はヒゲを生やせません。
ちなみにヒゲだけじゃなくて、短髪の消防士が多いのもしっかりと理由があります。
【消防士を目指す方向け】合格するために坊主が良い訳を徹底解説!
24時間勤務だからヒゲが伸びる

現場で活動する消防士は、朝8時30分~翌朝8時30分まで勤務をしなければなりません。そうなってくるとヒゲの濃い消防士は当然、薄い消防士に比べるとヒゲがよく伸びます。

朝剃ってきたのにもう伸びてるよ。また先輩からドヤされる…
これはどうしよもないですが、ヒゲの薄い先輩に限ってヒゲの濃い後輩に小言をいう事があります。なのでそれを言われないようにするためにも夕方になったらヒゲを剃る。朝になったらまたヒゲを剃る。といった髭剃り作業が必要になってきます。

依然と比べるとヒゲが薄いから、剃る時間が減ってやれることも増えるね!
完全にヒゲ脱毛できなくても薄くなれば、この作業が出勤の時だけになります。
マスクはすぐボロボロになる

ヒゲが伸びている状態でマスクをつけると、マスクの内側がすぐに毛羽立ってしまうので普段と比べてダメになりやすいです。

もうマスク毛羽立ってるよ。交換しなくちゃ…
最近はポリエステルやウレタンなどの素材でできたマスクもたくさんありますね。しかし、消防士は普段の勤務時においても不織布のマスクをつけているため、ヒゲが濃い人は頻繁に剃る必要があります。
ヒゲの濃い消防士は髭剃りに時間がかかる

ヒゲの濃い消防士は、単純にヒゲが濃くて剃る面積も大きいので時間がかかります。剃る時間が他の消防士に比べて長いと何がいけないか?それは24時間消防署内で仕事をしていると常に出動する可能性があるためです。

トホホ。ヒゲ半分剃り残して来ちゃったよ。カッコ悪いなぁ。
お風呂やトイレに入っていたり、食事をしている最中でも災害は待ってくれません。出動指令がかかったらすぐに動かなくてはいけません。それは当然ヒゲを剃っている場合も同じなので、ヒゲは濃いより薄い方が楽ということになりますね。
まとめ
今回はヒゲを生やしている消防士がいない理由と、脱毛するメリットについて触れてみました。
理由としては
- 空気呼吸器の面体密着
- 公務員らしい格好をする必要がある
- 24時間勤務なのでどうしても伸びる
- 不織布マスクだとすぐボロボロになる
- ヒゲが濃いと剃るのに時間がかかる
休みの日のどうしてもヒゲを伸ばす必要がある人は別ですが、そうではない限り消防士にとってヒゲが濃いということは、デメリットの方が多いようですね。
脱毛については、何度か通う必要があるので近くで評判の良い店舗を見つけることができるとラッキーですね。長期的に日割り計算すると案外安かったりするので、まずは色々と調べてみることをオススメします。
評判の良い店舗だと「エルセーヌ」という脱毛サロンがあります。この店舗展開は全国展開をしており、北海道から、九州の福岡まで、美容業界の大手なので、最店舗数もかなり多い。
まずはホームページで調べてみると、色々と詳しく知ることが出来るので脱毛に興味があるひとはチェックしてみてください。

それではまたっ!
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