ミニマリストといっても、凄いたくさんの種類があるように思います。
書籍でもかなりの部数が出ており、本を読む中で大きく分けて2種類のミニマリストがいることに気づきました。
それは
金持ちになるミニマリスト
貧乏になるミニマリスト
この2パターンの違いは、貧乏ミニマリストの場合「何もかも捨てる」と考えているということです。
これは、捨てることが目的になっていて「とにかく何もない空間が素敵」といった状態です。
かたや金持ちミニマリストはというと「自分にとって大切な物を最優先している」ということ。

いやいや、具体的にそれがなんで金持ちに関係するの?
何が金持ちになるか貧乏になるかを左右するかと言うと、貧乏ミニマリストは「お金すら最小化の対象」としているということです。
なので、必然的にお金が増える環境から遠のいてしまい、金持ちにはなりにくいということになってしまいます。
今回は、金持ちミニマリストと貧乏ミニマリストの違いについて詳しく見ていきたいと思います。
金持ちミニマリストの特徴

大切な物=自由な時間

大切な物のなかに必ず「自由な時間」というものがあります。
金持ちミニマリストは、自由な時間を作るためにいらない物は処分しますが、自由な時間を作る土台としての「お金」はとても大切にします。

何をするにもお金はとても大切です!
お金を嫌いな人は、きっと1円が落ちていても拾いませんが、お金が大好きな人ならば必ず1円でも拾って大切にします。
金持ちミニマリストは、物ではなく最も大切な自由な時間のためにお金をとても大切にしています。
働くことは最小化の対象ではない

金持ちミニマリストは、働くことが大好きな人が多いです。
働かずに不労所得を得ている人は別ですが、何もしていないのにお金が空から降ってくることはありません。必ず何かの対価としてお金が発生します。

給料を得るために仕事をしています!
金持ちミニマリストは、働くことでお金を稼いで自由な時間を手に入れています。働くことは最小化の対象ではないので、いらない物は処分するけど、お金を手に入れるための「働く」という行為は最小化することはありません。
より効率よく働くために、不必要な物を捨てるという考え方です。
自分の力を社会のために使う

ミニマリズムを突き詰めていくと、色々な物を取り返すことができます。
時間
お金
エネルギー
これらは無駄なことをやめて、無駄な物を買わなくなって、少しずつ「人生の主導権」が自分の手元に戻ってくるということです。
その時に取り返した3つの力を上手に使うことで、金持ちミニマリストになることが出来ます。
金持ちミニマリストが実行している上手な使い方とは
- まず1人を喜ばせる方法を見つける
- それを大勢の人に届ける方法を見つける
この2つです。
金持ちになるための「お金」とは、社会に対して提供した価値の対価と言われています。社会に大きな価値を与えた人ほどお金持ちになるという真理です。
発明王のエジソン、石油王のロックフェラー、鉄鋼王のカーネギー、Facebookを世に出したマーク・ザッカーバーグ、iPhoneを世に出したスティーブ・ジョブズ。
みんな最初は一人に人を喜ばせ、その後に大勢を喜ばすことをしてお金持ちになっています。

ミニマリストになって生活に余裕が生まれた!何か人にためにしてみよう!
ミニマリストになって3つの大切な物を取り戻したときに、自分のためにその力を使うのか、人のために使うのかは自由です。そこで自分だけではなく人のために力を使うことが出来れば、お金に愛されると言われています。
貧乏ミニマリストの特徴

とにかく捨てまくる

貧乏ミニマリストの大きな特徴として
必要な物
不必要な物
この2つが上手く切り分け出来ていない場合が多いです。

ミニマリストを目指して全て捨てたけど、生活できないよ。
ミニマリストの本質を間違えてしまうと、どうしてもなんでもかんでも処分したくなってしまいます。たしかに物を処分して部屋が綺麗になると気持ちが良いです。
私も最初の頃は、物を捨てまくって「部屋が綺麗になった!」と喜んでいましたが、後先考えずに物を捨てたことで、後悔したこともありました。
大切な物と不必要な物は、しっかりと考えて処分するようにしていですね。
仙人みたいな生活を目指している


節約が行き過ぎてしまい仙人のような生活をしている人をたまに見かけます。このような方は「お金も必要ない」という考え方の方が多いです。
お金すら必要ないので電気も必要がありません。部屋に何もなく電気が通っていないので
冷蔵庫がない
洗濯機がない
電子レンジがない
エアコンがない
冷蔵庫が家にないので、発砲スチロールに氷を入れて保存する。洗濯機がないので洗濯板で服を洗う。電子レンジがないので温めることができない。エアコンがないから窓を全開にしている。
スマホなどの必要最低限の家電は、発電機で作った電気を使用している。といった凄い方を見かけたことがあります。


お金を使わないことが一番!電気なんて不必要!
もうここまでいくと、仙人のような生活です。本人が楽しいなら問題ありませんが「縛られずに自由な時間を使いたい」という人にはまったく向いていません。
節約や我慢が最も大切なことになっているというのは、幸せとは言えないような気がします。
働くことも最小化したい


物だけではなく、生活すら最小化の対象となっている。
これは働くことも最小化なので、極力「労働」をすることを嫌います。


全てを最小化したいので、基本的に働きません!
労働をしなければお金と言う対価が手に入らず、生きて行くことは難しいです。いくらミニマリストといっても「働くこと」はやめてはいけません。
無人島で生活するような場合は別ですが、日本の家に住んで生活する場合は労働は必須であり、労働をしなければ金持ちミニマリストへは近づけません。
まとめ


ミニマリストって、貧乏になるの?これに対しては
金持ちミニマリスト
貧乏ミニマリスト
この2つに分かれると言われています。
金持ちになるか貧乏になるかの違いは3つでした。
- お金のとらえ方
- 労働のとらえ方
- 自分の力の使い方
① お金のとらえ方について
金持ちミニマリストは「お金は最小化の対象ではない」
貧乏ミニマリストは「お金も最小化の対象」
お金は「お金が嫌いな人は嫌い」という性質があるので、「モノは必要ないけどお金は必要」と思わない限り、お金がやってくることはありません。
② 労働のとらえ方
金持ちミニマリストは「働くことは最小化の対象ではない」
貧乏ミニマリストは「働くという行為も最小化の対象」
日本人の平均労働力は1億~3億円と言われています。労働力そのものを最小化するということは、その価値を自ら手放すということです。それではお金持ちになれるわけがありません。
③ 自分の力の使い方
金持ちミニマリストは「社会のために自分の力を使う」
貧乏ミニマリストは「自分のためだけに使う」
ミニマリズムのよって取り戻した「人生の主導権である、時間・お金・エネルギー」これらをどれだけ社会の役に立てることが出来るかが重要です。
ということで、お金の大切さ、仕事の価値もしっかりと認識して、自分の力を社会に役立たせようとする。こんなミニマリストは、貧乏になろうとしてもなることができません。
大量消費社会の派手な人たちから見たら、「いつも同じ服を着ていて、貧乏ったらしい奴だな!」と言われるかもしれませんが、どちらがお金に困っている貧乏かは、皆さんのご想像にお任せします。
お金、時間、エネルギーを上手に使うためにも、ミニマリズムの考え方は参考になるはずです。
それではまたっ!
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