ミニマリストは財布すら持たない人が増えてきました。
私の場合はまだ完璧なミニマリストではないので、財布は持っています。以前ご紹介した「アブラサス」というブランドの財布です。
極薄でカードが4枚、硬貨も15枚程度しか入らず、紙幣も10枚程度した入りません。
そんな財布を使っているミニマリストも最近は、変化が出てきたようです。何が変わったかというと財布の中に硬貨を入れなくなったということ。
私も財布の中には紙幣とカードだけで、最近は硬貨を入れなくなりました。
硬貨を普段から持ち歩いていると、様々なデメリットがあります。
硬貨を入れないことで財布は軽いし、お釣りをもらうことがない。新型コロナウイルスなどによる感染を考えると、誰が触ったかわからない物を触る機会が減る。
などなど。
現金を使い続けるということは、様々なデメリットがあるんです。
現金を使うデメリット8選

持ち運びが手間
財布が小さい人ならなおさらですが、紙幣と硬貨は「物」として存在し、お金と物々交換しなければならないので、常にお金という物を持ち歩かなければなりません。
紙幣だけであればまだそこまで重たくありませんが、硬貨となると枚数を重ねるごとに重さが増します。

1000円で120円のジュースを買ったら、お釣りが880円の硬貨で返ってきた。財布が重たい…
普段からセカンドバッグのような財布で持ち歩いている人は気になりませんが、財布が小さくなるべく物を持ちたくない人にとっては、お金という物は持っていれば持っているほど重たいので、なるべく持っていたくないはずです。
枚数を数えるのが手間
今は電子決済サービスがかなり増えてきているので、それらのアプリを開くだけで今どれだけの使えるお金があるのかは一目でわかります。

今は電子決済サービスが増えたから買い物は本当に楽ですよね!
それが物のお金だと紙幣や硬貨は数えなければどれだけあるのか把握することができません。
カードや電子決済が使えないスーパーなどは、ちゃんとお金が足りるのか財布の中身を数える。なんてこともざらです。
電子決済やカード払いなら、お金を数えて支払うといった行為はなくなります。
財布の中にある分しか使えない
財布の中に1000円札1枚しかなければ、当然1000円分の買い物しかできません。
それ以上の買い物をしたければ、それ相応のお金を財布に入れて持ち歩く必要があります。
使ったら当然財布にまた入れなければならないので、手間も増えてしまいます。
ATMから引き出すのが面倒
現金が手元にない場合はすぐに使える状況ではないため、ATMなどで引き出さねば使うことができません。
そのたびに銀行やコンビニのATMで「引き出す」という作業を行わなければなりません。
カード決済の場合はお金を引き出す必要もないため、購入することが現金に比べると格段に楽です。
メガバンクの場合は基本的に平日朝の8時45分から18時ぐらいが手数料が無料となっています。
それ以外の夜間、休日祝日は1000円分現金を下ろすだけで110円が失われ、振込の場合はそれ以上の金額を失うことになります。

手数料を払いたくないから平日日中に下ろしたいけど、時間がないよ。
現金の入金出金は縛りが多すぎます。
普段から最低限のお金を自宅に保管しておいて、基本的にはカードや電子決済のが便利です。
お釣りの計算、手渡しが手間
現金しか使えないようなスーパーなどでは、1000円ちょっきりで支払うことは少ないはずです。
常に財布の中に細かい小銭を入れてなければ、お釣りが出ないように支払うことは出来ません。

細かい小銭を財布から出すのもめんどくさいし、お釣りをたくさんもらうのも財布がパンパンになっちゃうよ…
お札で買い物をしてお釣りをたくさんもらっても、財布がパンパンになってしまうし、カードや電子決済と比べるとお釣りが出るのは手間ですよね。
紛失や盗難に遭うと取り戻せない
カードなどの場合は、すぐに差し止めしてもらうことでカードを使えなくしたり、保証もついていたりするのでもし使われたとしてもお金が返ってくる場合があります。
それに比べて財布やお金が盗難にあった場合は、それ自体が返ってこなければ取り戻すことができません。
財布を落として警察に盗難届を出しても戻ってくるのはごくまれですよね。
現金はポイントがつかない
現金はカードや電子決済と違ってポイントはつきません。
現金でポイントをつけようと思うと、各店舗独自のポイントカードを作ってそのお店で買い物をしたときにポイントがつくというサービスしか利用することが出来ません。
今のカードはどこの会社でも基本的に利用するとポイントが付きますよね。有名なカードだと楽天カード、ANAマイレージカードなど、どこのカード会社でもポイントが付くため、特定のお店で買い物をしなくてもポイントはつきます。
現金では買い物をしてもポイントはつきません。
基本的に不衛生
お金の種類にもよりますが、1000円札などは流通が激しいため1年で更新となる場合が多いそうです。
そもそも紙幣や硬貨といったお金は誰が触っているかわかりません。トイレに行ってそのまま手を洗わない人が触っていたり、硬貨などは地面に何度も落ちているかもしれません。

中国の銀行員がお金を触っていて病気になったという話は有名です。物としてのお金は不衛生です!
それなのに基本的に消毒されることなく人の手から人の手へと流通しているため、とても綺麗とは言えません。
夜間休日の引き出しは損をする
預けているお金を引き出すのに平日日中のみ手数料が無料で、それ以外は手数料がかかるなんて馬鹿げていますよね。
銀行は預けられている預金を元に企業などにお金を貸して儲けているはず。そのお金を預けてもらっている相手から手数料を取るんですから不思議ですよね。
普段から気にせずATMを使う人はきにならなくなってしまいますが、ATMの時間外手数料は塵も積もれば山となってしまうため、ばかになりません。
ある程度のお金は財布や自宅に保管しておいて、毎回お金を出さなくてよい方法を取るのが理想です。
現金を使うメリットとは?

現金に親でも殺されたのかというぐらいデメリットばかり紹介してきましたが、現金でしか出来ないこともあります。
天災時には現金が使える
台風や地震で電子機器が使えない場合、コンビニでの買い物や車のガソリンなどをカードで支払いが出来るかというと、それは出来ません。
電気が使いない状況だと現金しか使えないという状況に陥ってしまいます。
時代の進歩で変わるかもしれませんが、今現在は天災が起こったときには「現金」が無ければ買い物をすることはできないので、ある程度の現金は自宅や財布の保管しておく必要があります。
カードや電子決済だけで完璧に支払いができる時代が来れば現金は必要なくなりますね。
収支が把握しやすい
一か月で5万円しか使えないといった、自分だけのルールを作り財布に5万円しか入れておかないと、常にある分しか使うことができません。
カードの場合だと、上限金額に達するまで使用することができるので「マネーフォワード」などのアプリで管理して常にいくら使ったか管理をしていなければ、使いすぎてしまう可能性があります。
なるべくお金を使わない生活をしたい人にとっては、現金が財布にあるだけしか使わないとしてしまえば、残金の把握はしやすいです。
現金しか使えないスーパー
ほとんどのお店がカード決済が出来るようになってきましたが、一部のスーパーなどは品物を安くする代わりに現金しか使えないといったルールを設けているお店もあります。
どうしてもそのお店で買わなければならない物がある場合は、現金を使って買い物するしかありませんが、そうではなければ大手のスーパーでカードを使って買い物をしたほうがメリットは多いです。
まとめ
現金を使わずにカードや電子決済を使うメリットについて触れてきました。
現金を使っていると、どうしても財布が重くなるし、硬貨や紙幣は綺麗ではありません。特に感染対策を気にするような方などは誰が触ったかわからないようなお金を触っているのは、あまりよろしくありません。
急に必要になっても、土日などであればATMで無駄な手数料を払ってまでお金を下ろさなくてはなりません。
毎月これだけしか使わないと決めて財布に入れておけば、カードのように使いすぎてしまった!というようなことはなくなるかもしれませんが、それにしてもデメリットの方が多いように感じます。
ミニマリストの人はとくに財布をパンパンにしたくないという人が多いはずです。だってズボンのポケットがパンパンだとカッコ悪いですし、財布が重たいと動きにくいですもんね。
今日は現金を使うデメリットについて触れてみました。
時代の流れでカードやQRコード決済がどんどん進んでいます。現金が無くなってしまう日がいつか来るかもしれませんね。
それではまたっ!
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